のんびりりんちゃんリハビリ日記

娘、りんは両下肢麻痺があり上手に歩けませんが、本人なりにのんびり発達しています。

無事卒園式を終える事が出来ました

こんにちは。コロナ騒動で大変な中、うちの保育園は年長さん13人の少人数ということもあり、幸い中止になることはなく、
卒園児+保護者2名まで+先生方のみの縮小モードで卒園式を行うことになりました。


先生から事前に頼まれていたのは
「一人ずつ、子供から親へ、親から子供にお手紙を読むので考えてきてください。」
との事。
少人数制だからこそ出来ることですね・・。
しかしこれは・・黙って感動に浸っていたかったのに中々の試練ですよ・・?
泣いてえずいて手紙読めないんじゃないか?
自分の文章に自分で泣くって恥ずかしくないか?
子供には「人前に出る時は堂々としていた方が恥ずかしくないよ」とか言ってたくせに。。


ということで、卒園式数日前から泣かないようにメンタルトレーニングをしていた私。(笑)
手紙の内容をありきたりにして、あまり感情的な文にしないこと。
読む練習をして内容に飽きて気持ちが入らないようにすること。
「りんは他の子に比べて出来ることが少ないなー」と、マイナス思考になること。(←ひでえ)



私:「なんだか、一周回って全然泣ける気がしなくなってきた。」


と、卒園式当日は余裕を持って式にのぞみました。


が。


式が始まると、教室は暗くなり、
りん達が0歳児クラスからの思い出写真のスライドショーが、
良い音楽と共に流れるではありませんか!!


みんな・・・みんな・・・大きくなったねえ・・・・。
いや・・!泣くな泣くな!こんな初っ端から泣いちゃいかん!!
と、必死で涙をこらえました。


スライドショーが終わり、教室が明るくなると、


私の視界にいる限りの全員が、ハンカチを持って泣いていました。


そして、卒園児入場。
一人ひとり、おにいさんおねえさんになった姿で礼をしながら席に着きます。


りんも、普段は小走りしかできないのに、頑張ってゆっくり、1人で歩いて席についてくれました。


それから園長先生のお話。そして子供達からのお手紙、親からのお手紙を一人一人読みます。


私のメンタルトレーニングってなんだったのやら。。完全に涙腺崩壊です。
他の親の手紙を聞くたびに感動し、涙が止まりません。


私は最後に読みました。
もう涙で声がふるえてどうしようかと思いましたが、
ちょっと練習した甲斐もあり、なんとか読み切ることが出来ました。
これだけ号泣していても、緊張感があるとさすがにえずいて読めないということはないんですね。


そして最後に卒園児の歌。
もうこの歌もね・・ちょっと歌詞をオリジナルにしていて泣けるんですよー・・。


先生への感謝。友達への感謝。親への感謝。


「♪お礼代わりにこの歌を」


泣きながら歌っている子もいました。
りんも、あまり感動する子じゃないのですが、一粒の涙を流しながら歌っていました。


じいじばあばや義姉に歌の動画を送ると、皆泣いてしまったそうです。


13人全員、仲の良いクラスでした。
卒園したら離れ離れになります。
りんと一緒の小学校に行く子は他に1人だけなので、同じクラスになれるかは解りません。


身体に障がいがあっても、りんが笑顔で保育園に通ってくれたから、私は何も後ろめたさもなく、心配することもなく仕事を続けることが出来ました。
りんが笑顔で通えたのは、優しい友達がいたからこそだと思います。
6年間、本当にありがとう。
卒園しても時々会う機会があればと思っています。